誰にもバレずに米を炊きたい人がこの世に何人いるだろう。
ここでの「誰にもバレずに」とは、そのまま意味である。つまり、周囲の何人たりともに、自分が炊飯器ないしは飯盒その他方法を用いて米を炊いていることを気付かせないということだ。
米を炊いていることを回りの人間に気付かせずに炊きたい人向けの炊飯器を今から紹介しようと思うが、果たしてそんな忍びの技を炊飯に応用させる必要があるのか?大体の人はないだろうが、一部の風変わりな人間には重要があるらしい。例えば会社で誰にもバレずに米を炊きたい人がいる(いた)。
作家の海猫沢めろん先生である。
海猫沢めろん先生は多種多様な職種を渡り歩いてきた作家さんであり、会社員時代には、出社したらまず自分のデスクにて炊飯器で米を炊くというアバンギャルドな業務慣行を遂行していたよう。TBSラジオの「ライフ」でいつの日かおっしゃっていた。やはり作家は変わり者が多いなぁ。小説も自信の体験や職業を基に描かれたものが多くて非常に面白く、生きる上での視野が広がるのでオススメである。あまり有名な作家ではないかもしれないが、純文学系の文芸誌ではよく名前を見かける。
いや、そんな風変わりな人だけでなく、新生活を始める、または新婚生活で新居に新しい炊飯器が欲しいという人向けにも是非オススメしたいのがこちらの炊飯器だ。
三菱電機 蒸気レスIHジャー炊飯器。
この炊飯器は、蒸気が出ない。つまり海猫沢めろん先生のような、ご飯を炊くべきでない場所でご飯を炊きたい人にはうってつけである。何しろ、蒸気が出ないので、机の下にでも隠しておけば隠密に炊飯することが可能だ。ご飯を炊いていることが周囲にバレない。ライフハックならぬ、ライスハックだ(全然うまいこと言えてない)。
机の上じゃなく、下、足元に置けば願ったりかなったり!
私はこの炊飯器を友人の家で見つけた。そして本当のことを言うと、周りにバレずに炊飯できるからこの炊飯器を推しているわけではなく、単純に見た目がかっこいいからオススメしたいのである。パッと見、炊飯器とは思えないような形。スタイリッシュでおしゃれだ。ハコハコしい見た目にうっとりするだろう。そして蒸気を閉じ込めるため、ご飯が美味しく出来上がるらしい。また、部屋のシミやカビ形成の防止にもつながる。新居に引っ越す際や、新生活を始めるタイミングで買うことをオススメしたい。
ついでに、「スモークレス焼肉グリル」という焼肉焼き機も調べていて見つけた。
イワタ二の「やきまる」だ。
煙の発生をなくすわけでないそうだが、脂の通り道を確保した内臓らしく、煙化を少なくする機能が備わっているという。室内で手軽に焼肉が楽しめ、煙もくもくの状態にならないらしい。だが、さすがに周りにバレずに焼肉するのは無理だろう。ニオイは出るだろうし。火に脂を注ぐと煙が出るから脂をできるだけ火に接触されないよう工夫されているのだとか。
最後に、最速10分で米が炊ける炊飯器を紹介しよう。炊き上がりが早ければ、バレるリスクも減る。また、ご飯が炊き上がるのを我慢できない人には垂涎の炊飯器がこちら。
新明精米の「poddi(ポッディー)」だ。
専用の「ソフトスチーム米」という米が必要になるが、1.5合の米を10分で、十分美味しく炊くことができるそう。洗米も不必要で、時間がなくてめんどくさがりやの人にも重宝しそうだ。また、普通の米ももちろん炊くことができ、その場合の炊飯時間は約40分とのこと。
みなさま、これらを活用して美味しく効率的なミールを楽しもう!