コンビニエンスライフ

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歯医者に行って全く痛くない治療を受ける方法

 明けましておめでとうございます。おデブ会館です。

 不肖この私め、誠に恥ずかしいことに歯医者にかかるのが死ぬほど苦手であり、虫歯を放って置いたら穴が広がって大変のことになってしまったことがあった。

 歯医者が苦手な理由は皆様と同じようなものだと思う。

 かつて、虫歯が痛くて頭もぼーっとして涙が出ても、それでもロキソニン等(風邪薬やEVEでも代用可能)の痛み止めを服用してなんとか凌いでいたのだが、やはりこのままではダメだということで思い立って家族がお世話になっている歯医者さんに行ってみた。しかし案の定虫歯の悪化が進んでおり、根管治療が必要であることが判明したのだが、私の場合麻酔が効きづらく、何回も歯医者さんに神経を直で触られて、死ぬほど痛くで飛び上がる、みたいなことが多々あった。これで完全に私の足は歯科医院から遠のいた。

 

 そのまま放置しておいたらなんと、別の場所に新しい虫歯が出来てしまったのである。さすがにこのままでは歯抜けじじいになってしまうので、現代人よろしくネットを駆使してリサーチに次ぐリサーチを重ねた結果、以下のことがわかった。

 

・歯医者恐怖症(正式名称は違うかも)というフォビア(恐怖症)があり、その類の人向けの麻酔を行ってくれる歯医者がある。

 

・その麻酔には「笑気(ガス)麻酔」と「静脈内鎮静法(点滴)」の2種類ある。

 

・笑気ガスを吸うと、酒に酔ったような感覚になり、恐怖心が薄くなる。

 

静脈内鎮静法は点滴で睡眠薬を流す治療法で、寝ている間に治療が終わる。

 

 この歯科恐怖症って、完全に私のことだなと認識するとともに、対処法としての上記の麻酔があることを知り、扱っている病院をネットで調べた。すると、なんと私が住む市内に1件と、隣の市に1件見つかった。私が住んでいるところはお世辞にも都会とは言えないから、全国にもこの治療法を実践している医院は多いのだろう。ホームページで簡単に見つかるぞよ!

 

 

  近所には笑気ガスと静脈内鎮静法を行っている病院があったが、地元の人たちの評判があまり良くないので隣町(車で20分、電車で15分)にある駅前の医院に意を決して行くことにした。私がこれだけの決死の覚悟をしたということは、私の歯が本当に逼迫した状況下にあったということの証左だ。それだけ私は歯医者が怖い。死ぬほど痛い思ひ出がトラウマとして脳裏に焼き付けられているのだ。

 

 初めて行く時は仕事の途中で業務がノリに乗ってきた時に電話で予約した。運良く当日の夕方のリザーブを取り付けることに成功したので、仕事終わりで戦々恐々とした面持ちで赴き、「自分は恐怖症です。」という大変ハズいセンテンスを問診表の「要望等、なんでもお書きください」の欄に震えながら書いた。名前を呼ばれ先ほど問診表に簡単に書いた自分の歯の状況と当該フォビアを口頭で軽く衛生士さんに説明し、レントゲンを撮り(このレントゲンって割と高いですよね、他の病院で撮ったやつ持っていければいいのだけど、もらえるところ病院はお目にかかったことがない)、スケーリング(歯のクリーニング)を行いながらまずは笑気ガスを試すこととなった。スケーリングごときでやるんかいと思われるかもしれないが、ものは試しということで、やってもらう。

 鼻にマスクのような器具を装備され、鼻から笑気ガスを吸引しながら(リラックスして深呼吸してくださいと言われた)、スケーリングを受ける。しかし途中で気分が悪くなり、手を挙げてマスクを外してもらう。人によっては酒に酔った感じがして気分が楽になるらしいのだが、私には合わなかった。

 

 ということで、次回からは点滴をしてもらって治療をしてもらうことになった。

 戦々恐々の面持ちで診察台に座り、まずは血圧を測る。それに並行して、血圧を測定していない方の腕にバンドが巻かれ、血管をうかせる。針が腕に注射される。ちょっとした痛み(ホントは結構痛かったけど歯の痛みに比べれば全然マシ)を感じた後、死ぬほどドキドキしながらしばし待つ。1分後、先生の「今から薬を入れますね」というインフォメーションを聞いて、緊張しすぎて「はい」としか言えない私。

 「はい」と言ってから10秒も経たないうちに記憶がなくなり、気付いたら名前を呼ばれて起こされていて、その日の治療は終わっていた。「立ち上がる時気をつけてください」と言われたが、よろけることもなく、すんなりと立ち上がって支払いを済ませ、駅まで行き、普通に帰ったのであった。

 

 これはすごい!眉唾だったけど私が本当に夢見た治療法で、まさに理想のカタチで処置を受けることができた。本当に、寝てる間に、治療が終わっているのである!口には簡易な器具を装着するので寝ていても口は閉じられない(閉じようとも思わない)痛みで起きるんじゃないかとは思ったけど、今まで痛みによって起きたことは一度もない。

  

 恐らく、この治療メソッドを実践している先生は平均的な歯科医(なんだよ平均的な歯科医って、と思う)よりも、麻酔が上手い、ないしは知識がある方が多いのだろう。とにかく、激痛に耐えられない&本当はそこまでの激痛ではないが恐怖によって少しの痛みも強烈な痛みに感じてしまう私には、まさに夢のような治療法だ。

 この治療法により、親知らずの抜歯、虫歯の根幹治療(5回ほどの通院)、軽度の虫歯の治療のすべてを施してもらい、治療中に痛みを感じることは全くなく、ただ寝ていただけだった。歯医者に行けない人には本当にオススメの治療法である!!!

 

 ただ、根幹治療を行っていた際に、病院に行った次の日に麻酔が完全に切れてかなり痛むことがあった。そんな時はロキソニンを飲めばすぐ痛みは治る。飲みすぎは良くないと聞いたことがあるが、歯科衛生士さんに聞いたところ、痛みが閾値を超えるとどんどん痛くなるようになるので、全然気にせず痛い時は飲んだ方がいいとのこと。ちなみにEVEでも代用できる。ドラッグストアではロキソニンは薬剤師がいる時間帯しか購入することができないが、EVEは普通に買える。 

 

ロキソニン等をおトクに買う方法がこちらを参照されたし。

odebuwaiku.hatenablog.com