コンビニエンスライフ

生活を便利に 計画を念入りに

あぶら取り紙を購入する前にこれを読んでください。

 私の顔について語るならば、恥ずかしながら皮脂過多な体質だ。そして大人ニキビが多い(大人ニキビの薬をお得に購入する方法がこちら)。ふとした時に顔を触ってみると、ヌルヌルしており、鏡を見てみると顔がテカテカしている。思春期を過ぎたあたりからこの顔面の脂っこさは発生しており、高校生になる頃には自意識を端に発する謎の耽美的信念からギャッツビーのあぶら取り紙を持っていないと落ち着かなくなってしまった。

 

 このあぶら取り紙(紙と言うかフィルム)は確かに脂がよく取れる。しかもどれだけ取れたかが一目瞭然であるため、ついついフィルムを顔に当ててはその取れ高を見て一喜一憂したものだ。しかしながら、脂を取りすぎるのも良くない。ギャッツビーのあぶらとりフィルムは取れすぎて取った後ツルツルの肌を触るのが心地いいのでついついやってしまいがちだが、気づけば肌が砂漠みたいになっている。よく聞く事だが、皮脂の取りすぎは肌に悪く、砂漠化したスキンの内側から、焦ったように過剰に油分が出てくるのがお肌のメカニズムとなっているようだ。ティッシュで軽く拭くくらいが良いという意見もあり、私もたまにやるがなんとなく心もとないのだ。表面だけをさらっているだけのような気がして・・・ってそれで十分なんだろうけど。

 そもそも、あぶらとり紙は買うべきものなのだろうか?という疑問も湧いてくる。たまに景品やノベルティとして、または自由にお持ち帰りできるアメニティとして、ただもらえる機会はたまにある。しかし、常に無料でゲトったものを常備しているということも困難であるとも言える。だから買うしかないという意見も真なり。

 

 そこで、油とり紙なんて買うに値しねーよ!という強気でステキなあなたに吉報。

 脂取り紙は、買わなくても余裕で手に入る。手に入るというか、誰でもいつの間に手にしている、あの、アレで代用できてしまうのだ。そう、それはビニール袋(レジ袋)だ。コンビニで、スーパーで、パン屋etc...あらゆる場所で、買い物をした際に貨幣性資産との引き換えによって商品と一緒にもらえる、あのなんの変哲もない普通のビニール袋だ。あれが油取り紙として代用できるのである! 

 

 最近ではスーパーでショッピングすると有料になっちゃたりして、以前と比べると手に入る機会は微減だが、しかし手にする機会はかなりある。特に私のようなコンビニ大好き人間にとっては。

 病院や薬局で薬を入れてもらうビニール袋には中身が見えないように銀色のものもあるけど、あぶらとり紙として使う分には、何色でもあまり関係がなく、油を吸ったところが変色するわけではないし、あぶらとり紙としての使用後も、パッと見はあぶらを吸収したようには見えない。光の当たる加減で少しテカテカしたようにも見えるが、精査しないと見えてこない。よく見たら部分的にテカテカしたビニール袋を見られるのが恥ずかしくて嫌ならば、すべての面で、余すところなく使ってくだされ、さすればバレない。

 

 このあぶらとり紙は、上記のギャッツビーのように皮脂が取れすぎる、ということはなく、むしろ初体験した皆様は「なんだ、こんなもんか、あんま取れねーじゃねーか」と思うであろう。しかし、それでいいのだ。実際には余剰なあぶらは取れているし、皮脂を根こそぎ削ってしまっては元も子もないのだ。これくらいがちょうどいい!

 

ちょうどいい

ちょうどいい

  • RHYMESTER
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

 実は、ビニール袋があぶらとり紙の代用として使えることを知ったのは、私が子供の頃にテレビでやっていた裏ワザ番組「伊藤家の食卓」でこの代用が取り上げられていたからだ。これを見て以来、ビニール袋をあぶらとり紙として活用しているが、さすがに他人様にレジ袋で顔をゴシゴシやっているところを見られるのは憚られるし、見た人も自分を変人と思うだろうから隠れてコソコソやっております。