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【持続化給付金】個人で営業等と農業の2種類の収入がある場合は!?追記あり

持続化給付金なるものがある。新型コロナウイルスの影響により、前年同月比で収入が50%落ちている事業者は国から、個人なら上限100万、法人なら上限200万給付されるというもの。

 

すべて電子申請で行わなければならないが、スマホやパソコンを日常的に使っている人なら、経済産業省の手順書を見ればそこまで難しくはないだろう。(添付する書類の準備等は注意する必要があるが)

 

 

 

申請時に不明な点があったのでここに記す。 

 

飲食店をやっている親戚(以下おっちゃん)が前年同月と比べて売上が50%落ちていたらしいが、前年の所得税確定申告書第1表を見ると、「事業」の欄の「営業等」の下、「農業」にも数字が記載されている。兼業農家的なことをしていて、米を商店に売ったり、自分の店でも使ったりしているのだ。

農業用の青色申告決算書には2ページ目にも月別売上を記載する欄がないため、(収穫基準とか云々はよくわからないのでおいておきます)、農家の人は年間の収入を12で除した月平均の数字と、今年の1月からのひとつの月の売上を比較することになっているのだが、農業以外にも通常の営業の青色申告決算書も税務署に提出している場合はどうなるのだろうか。その辺のことが詳しく書いていないし、Q&Aにも載っていないし、ネットで検索してもあまりわからなくて困っている人がいないっぽい。

 

彼のメインの収入は農業でなく飲食店で、農業の収入なんてのは年間数十万ということで(自家消費の方が多いが自家消費も収入に計上しなければならない)、基本情報の業種欄は飲食店として申請することにした。

前年度の事業収入は添付した前年分の確定申告書の「営業等」に記載されている数字のみ記載し、農業の売上は加算しなかった。前年の対象月の売上も青色決算書(一般用)に記載の数字を入力し、農業の収入の月平均は加算せず。

 

青色申告決算書も飲食店の決算書(一般用)のみ1ページ目と2ページ目を添付し(ファイルを何個も添付できないっぽい)、対象月の売上減少の証拠書類(会計ソフトで作成)も飲食店のもののみ用意し、この月の農業の収入はゼロだったため一応その旨をそこに記入した。あとは免許証とかスキャンして申請した。これ大丈夫か?という感じだったが、農業の収入が取るに足らない数字だったので度外視した。

 

それから2週間くらい経った時、持続化給付金について、不備があるので確認してくださいというメールが届く。ログインして確認すると。。。

 

確定申告書に記載された事業収入の金額と、前年の事業年度の収入の金額が一致していません。正しい数字に直してください。」という趣旨の文が赤字で表示されていた。それ以外の訂正事項は記されていない。

 

おっちゃんは営業等の収入だけ見れば一致しているけどね!と言いながら、前年の事業収入を確定申告書の「営業等」と「農業」の金額を合計した数字に訂正する。

てか訂正事項はこれしか書いてなかったが、これでいいのだろうか。給付金が増えてしまうが。。。(上限額に達していたので厳密には増えることはないが)

 

そもそも前年の年間収入の入力欄で農業の収入も一般の営業の収入に加算したなら、前年の対象月の数字は農業収入を12で割った数字を加算しなければならないような気がするし、農業用の青色決算書も添付すべきだと思う。

 

しかし訂正事項の要請としては前年の年間収入の数字を確定申告書と一致させてくださいとしか書いていないし、農業用の決算書をどこに貼り付ければいいかわからない。(一番最後のその他の書類のところに添付するのか?)

前年の対象月の収入に農業収入も足した場合、青色決算書の数字と一致していませんとか言ってきそうだし別に足したとしても給付額は変わらないからいいんだけどよくある質問にも載っていないし、とりあえず直せと言われたとことだけ直してまた申請したとのこと。

 

 

最後まで読んだ方、未解決ですみません。

また続報があれば書きます。

 

 

 

 

 5/28 追記

おっちゃんより、昨日給付金が振り込まれていたとの連絡がありました。

不備があってからすぐに訂正したのだが、2回目の提出からは3日くらいで入金されたようだ。まあ訂正事項が一つだけで、それも簡単な数字の打ち直しというのもあるだろうが。

 

一応解決したっぽいので今回のケースをまとめてみます。

 

・本業は飲食店であり、基本情報の業種も飲食店に該当するものを選択。農業の収入は「営業等」に比べると取るに足らない金額だった。

 

確定申告書第1表に営業等と農業両方の数字がある場合は、両者を足した金額をもって前年の年間収入とする。(本業である営業等の数字しか入力しなかったら訂正してください、と指示された)

 

・対象月の売上台帳は本業(営業等)と農業(でも対象月の収入はゼロ)を添付した。農業はゼロと営業の売上台帳にちょこっと書いたのみ。

 

・対象月の前年同月の収入は青色申告決算書(一般用)記載の本業(営業等)の数字のみ入力。(農業の前年平均は足していない)

 

・決算書は青色申告決算書(一般用)のみ添付。農業用は添付せず。

 

以上

農業の金額の重要性が乏しいため、上記のような申請でも給付金がおりたのかもしれない。

 

腑に落ちないのは、年間収入に農業も含めているのに、対象月の前年の収入には農業(前年の月平均)を足さなくてもよかったところ。あと農業の決算書も提出してない。

また、仮に今年の対象月に農業の収入があった場合、その金額を収入に含めると、前年の対象月は数字は営業だけなのに、今年の収入は営業+農業の数字と比較することになってしまい、対応していない。まあ別に不正していないから全然いいのだが。数え切れないほどの申請数だろうしスピーディーに捌かないといけないだろうしなぁ。