McGuffinのYouTubeのオカルト系動画がおもろしろい。きっかけの田中俊行について書いてみた。
McGuffinが最近呪術やオカルト系の著名人の紹介動画をアップし始めた
McGuffinというYouTubeチャンネルがあり、サブカルやファッション、音楽に関する動画を主に公開していて、私も好きでよく見ているのだが、呪術コレクターを紹介したり、目黒の寄生虫博物館を紹介したりと意外な方向のジャンルの動画を最近アップし始めていて、これが非常に面白い。
オカルト系の蒐集家の話を聞いたり、曰く付きの呪物をみたりするのが好きだ。
悪趣味ながら、そういう類のものを好きな人がいるのはなんか嬉しいし、変なものを好きな人が日の目を浴びることもあるんだなぁ、という感じだ。
オカルトブームが到来している。
田中俊行について
世間のオカルトブームの一助を成したと思われる、いや、確実にMcGuffinでオカルトブームが到来したのは田中俊行がきっかけだろう。
私は最初は怪談師として田中俊行を知ったのだが、今となっては呪物コレクターとして紹介されることの方が多く、多くのメディアに露出していて、引っ張りだこといった感じ。
経歴など
田中俊行は、1978年生まれの兵庫県出身の呪物収集家。
2000年頃から、怪談イベントや展示会などに参加し、怪談師やオカルト研究家として活動を開始。
2013年には、怪談の最高峰と言われる「稲川淳二の怪談グランプリ」で優勝を果たし、一躍有名になる。
怪談で有名になる前は、同じ怪談師からも負のオーラをまとったヤバい奴として認知されていたらしい。売れる前は意外にもBEAMSの店員などもしていた(でもオシャレですよね)が、自身が放つ雰囲気などを理由に店頭に立つのは許されず、バックヤードで働いていたとのこと。
現在は、都内のアパートで、古今東西から集められた数々の呪物を保管している。その中には、人形や写真、呪術に使用される道具など、さまざまな種類の呪物が含まれており、その数は100点を超えるといわれている。
代表的な著書は『呪物蒐集録』(2022年)。
代表的な怪談は「あべこべ」。結構怖い。
クレイジージャーニーの衝撃
最近ではクレイジージャーニーにも出演し、タイでの呪物の買い付けに密着されていて面白かった。
クレイジージャーニーでマジでこれ大丈夫か!?と思ったのが、「儀式」として、タイの霊能者から、とある「施し」を田中が受けていたのだが、その内容が、「髪の毛くらいの細くて短い金の針を体の内部に入れる」というものだった。
今でもTVerなどで見れるのかもしれないが、針を体の上半身の三箇所くらいに皮膚の上から刺して、そのまま奥まで入れて、埋め込んで、針に関しては一生そのままにするって、これ医学的に大問題なんじゃね?と思った。映像自体は血とかも出てなくて(血が出てないのが不思議だった。針が細いからかな?)、そこまで痛々しくはなかったけど。この儀式により、災いや不穏なことの前兆を、体内で針がチクチクした少しの痛みを伴って教えてくれるらしい。その先生は無数に体内に針が入っているらしいが、心臓とかに到達して重大な健康被害にならないのか、すごく心配になる。
多分田中も怖かっただろうけど、「オカルトで食っていく」という決意を固めたいわばタトゥーみたいなものだったんだろう、皮膚の上でなく、皮膚の中・体内に込めたタトゥー。勝手な推測だけど。
パクリで優勝?
オカルト研究家の吉田悠軌が「田中に怪談をパクられた」とさらば青春の光のYouTubeでキレていたのが面白かった。この田中って田中俊行だよね?
5:20頃から。あべこべはパクリ怪談ではないと思うけど。
McGuffinの第2弾の田中俊行が怖い
最後の恐怖音声がめっちゃ怖かった。
てか田中俊行のおかげでタイの呪物とか結構詳しくなっちゃったな。クマントーンとか。タイでは墓がないから人型にして故人や水子を偲ぶっていう文化的、歴史的背景とかを聴くとなるほどなぁと思う。遺灰や人の「アブラ」を使ってるって聞くと「うげっ」と思うが、そのような背景を知ると理解も深まってくる。
こういう呪物コレクターとかの話って、全然オカルトの話だけでなく含蓄のある説明とかも重厚だからそれも人気の秘訣だろう。
怪談グランプリの時からはだいぶ垢抜けてかっこよくなってる田中俊行、人柄も実はすごくいい人そうでユーモアもある。だからここまでの人気を得ているのだろう。
今後も田中俊行の活動に期待。